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大会2日目 稲葉玲王が残り5秒で逆転 松田詩野も1位通過でラウンド16へ

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「HAMAMATSU OPEN NAMIMATSURI」大会2日目は14日、男女のQS2000が行われ、女子はベスト16が出揃った。男子はラウンド32のヒート4まで進行。前日からコンディションが変化する中、注目サーファー同士による熱戦が繰り広げられた。

この日は男子QS2000ラウンド32のヒート7からスタート。コシ〜ムネ、セットでカタ前後のコンディションとなった。ヒート8には、約2年ぶりのQS参戦となる大原洋人が登場。今大会のWSLランキングリーダーに与えられるイエロージャージを着用した大原は、限られたチャンスの中で4本のみライドし、6.20と5.23を記録。19歳の小野里弦にトップ通過を譲ったものの、2位でラウンドアップを決めた。

続くラウンド32ヒート3では、鈴木仁、稲葉玲王、大原洋人、三輪紘也による注目カードが実現した。午前と比べてサイズが落ち、波数も少ない難コンディション。開始から約10分間、誰も波を掴めずリスタートとなる異例の展開となった。

均衡を破ったのは稲葉だった。リスタート後に4.00をマークすると、アンダープライオリティの状況でも積極的に波を追い続ける。残り10分付近から徐々にウネリが入り始めると、ヒートは一気に動き出した。

稲葉が2.43をバックアップに加える一方、大原も4.33で追撃。鈴木は5.33と2.00を揃えて首位に浮上し、ヒートはデッドヒートの様相を見せる。3位につけていた大原も終盤に2.37をまとめ、一度は稲葉を抜いて2位へ浮上。しかし最後のドラマが待っていた。

大原洋人

残り5秒――。稲葉が最後の波で4.97を叩き出し、一気にトップへ。最後まで順位が入れ替わる激戦を制し、鈴木とともにラウンド16進出を決めた。

稲葉玲王

「ただただラッキーでした。誰が勝ってもおかしくないヒートでした」。そう振り返った稲葉。「リスタートでみんながけん制し合う中で、思い切っていこうと思いました。先に4点を出せたのが大きかったです。2点でも出れば6点になるし、セットをいかれても次を待てる。そこは作戦がうまくハマりました」。狙い通りの展開が、劇的な逆転につながった。逆転を決めた最後のライディングについては、「ファーストターンでしっかり一発リップできたので、これは(スコアが)出たなと思いました」と振り返っていた。

女子ではラウンド32ヒート2にパリ五輪9位入賞の松田詩野がクレジット。中盤に6.33をスコアして首位に立ったものの、一度は芳田花瑚に逆転を許す展開となった。それでも、1位通過に3.64が必要となった残り1分。松田は最後に6.83をマークし、トータル13.16で逆転トップ通過を果たした。

松田詩野

「練習の時から浜松の波との相性が良くて、自信を持って挑めていました」。そう話した松田。「最初は波とのタイミングが合わなかったですけど、後半に点数を作れて良かったです。見た目以上に風が吹いて難しかったですが、まだポテンシャルのある波が来ていたので楽しめました」。コンディション変化への対応力を見せつける内容だった。

また、大原と同じくイエロージャージを着用した松岡亜音もヒート4を2位で通過し、ラウンドアップを決めた。

大会3日目の15日は午前6時にファーストコールを実施し、午前6時30分から男子QS2000ラウンド32ヒート5が行われる予定となっている。

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