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大会4日目 男女QSのファイナリスト決定 明日はLQSともに最終日へ

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「HAMAMATSU OPEN NAMIMATSURI」大会4日目は16日、男子QS2000、女子QS2000、男子LQSが行われた。男子と女子のQSはクオーターファイナルからスタート。波はコシ〜ハラ、セットでムネ前後となり、サイズこそ落ち着いたものの、波数の少ない難コンディションの中でファイナリストが決定した。

男子QS2000クオーターファイナルのヒート1では、パリ五輪5位入賞の稲葉玲王が鈴木仁と対戦。注目カードとなった一戦は、静かな立ち上がりとなった。稲葉は開始から10分以上波に乗れない時間が続いたものの、レフトの波を捉えて力強いターンで6.67をマーク。一方の鈴木は積極的に本数を重ね、着実にスコアを積み上げていく。

しかし、勝負を決めたのは終盤だった。残り4分付近、稲葉がレイバックを決めたライディングで7.83をスコア。思わずガッツポーズも飛び出し、トータル14.50で一気に主導権を奪った。乗った波はわずか2本。少ないチャンスを最大限に生かした“省エネサーフィン”でセミファイナル進出を決めた。

稲葉玲王

「めちゃくちゃ苦しかった。最初の10分で何も乗れなくて、その時点で仁はスコアを持っていた。次の1本が間に合うか分からなかったけど、決められて良かったです」と稲葉。さらに「今日は珍しく朝5時くらいからずっと海を見ていたので、残り10分くらいで絶対に波が来るだろうなと確信していました。焦らず、波が来たら決めるだけだと思っていました」と、事前にコンディションを読み切っていたことを明かした。

そして勝負を決めた7.83については、「波が来た時点で4点台は出ると思ったけど、4点を狙ってもすぐ塗り替えられると思ったので、思い切って攻めてリスクを取りました」と振り返った。

ヒート2では田中大貴と新井洋人が最後まで目が離せない接戦を展開。新井はニード6.83で最後の波に逆転を託したが、スコアは6.33。あと一歩及ばず、田中が勝ち上がりを決めた。

ヒート3では鵠沼海岸のローカル対決が実現し、鈴木一歩が矢作紋乃丞を下してラウンドアップ。ヒート4では小林桂が西優司を破り、ベスト4進出を決めた。

セミファイナルからはヒート時間が25分に延長。ヒート1では稲葉と田中が対戦した。スタート直後のパドルバトルを制した稲葉が4.83をマークすると、その後も5.50を追加。波数の少ないタフなコンディションの中で田中も積極的に攻めたが、最後までスコアを伸ばせず、稲葉がトータル10.33で決勝一番乗りを果たした。

稲葉は「めちゃくちゃ厳しい戦いでした。1本目はインタフェアかと思った。あそこで引っかかって、一発目で決められなかった。6点台を出すのが理想でしたけど、その後すぐにバックアップで5点台を出せたので良かったです」と、難しい状況での修正力を見せた。

もう一つのセミファイナルでは鈴木が序盤から試合を優位に進める。しかし中盤、小林が3ターンをまとめたライディングで6.00をマークし逆転。さらに7.83でハイエストを更新し、一気にファイナル進出を決めた。

小林桂

女子QS2000もクオーターファイナルからスタート。ヒート1ではBonsoy Asia Super Seriesのイエロージャージを着用する松岡亜音と芳田花瑚が対戦。芳田がトータル8.10をまとめ、松岡の6.96を上回って準決勝へ駒を進めた。

セミファイナルのヒート1では芳田が6点台を2本揃え、トータル12.17を記録。松野杏莉を下し、WSL大会では昨年10月の徳之島タウンプロ以来となる2度目のファイナル進出を決めた。

芳田花瑚

「クオーターファイナルはこの日最初だったので緊張しましたが、セミファイナルはこの流れでいけばと思っていたので、さっきより緊張がほぐれました。クオーターファイナルでは自身のマックスが4点だったので、次はもう少し決めたいという気持ちで攻めました」と準決勝を振り返った芳田。ファイナル進出については笑顔で「最高です」と話した。

ヒート2では川瀬心那が中盤に4.43をスコアして逆転すると、残り3分を切った場面ではアンダープライオリティの中で5.17をマーク。勝負強さを見せ、ファイナル進出を決めた。決勝は徳之島タウンプロ決勝の再戦となる。

川瀬心那

LQSは男子クオーターファイナル4ヒートが行われた。アジアリージョンランキング首位のクリサント・ヴィラヌエヴァ(フィリピン)、同3位で並ぶベニト・ネリダ(フィリピン)と塚本将也、中国から参戦するMingcai Hou、そして昨年王者の井上鷹らがセミファイナル進出を決めた。

クリサント・ヴィラヌエヴァ
井上鷹
Mingcai Hou
塚本将也

なお、この日はスーパーキッズチャレンジ、パラサーフィンも行われたほか、ロガーとフィッシュによるエキシビションマッチも実施された。コンテストだけでなく、多彩なコンテンツが会場を盛り上げた。

また、この日からミュージックライブもスタート。フードブースも立ち並び、会場は最終日に向けてフェスティバルらしい熱気を帯び始めた。

いよいよ明日は大会最終日。ファーストコールが7時で、競技開始は7時30分の予定。QS、LQSともに、いよいよチャンピオン決定の一日を迎える。

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