NEWS

小林桂が日本開催QS4連勝、井上鷹はHAMAMATSU OPEN NAMIMATSURI連覇達成

sji

「HAMAMATSU OPEN NAMIMATSURI」大会最終日は17日、男女QS2000、男女LQSのファイナルが行われた。波のコンディションはムネ〜カタ、セットでアタマ前後。サイズは十分ながら波数の少ない難しいコンディションとなる場面もあったが、最後まで熱戦が繰り広げられ、それぞれのカテゴリーでチャンピオンが決定した。

男子QS2000ファイナルは30分ヒートで実施され、パリ五輪5位入賞の稲葉玲王と、日本開催QS2000で3連勝中の小林桂が対戦した。

序盤は稲葉が波をつかんで先行。しかし中盤以降は波数が減り、両者とも思うようにセットをつかめない時間帯が続いた。稲葉がプライオリティを保持して待ち続ける一方、小林は積極的に動き続けながらチャンスを探していく。

小林桂

海に向かって左側で待つ小林、右側で待つ稲葉――。離れた位置での駆け引きが続く中、残り6分30秒付近、小林が3つのターンをまとめたライディングで6.83をスコア。その後は稲葉の近くまで移動し、プレッシャーをかけながら試合を進めた。

追う稲葉もレイバックを決めた1ターンで5.50をマークし、最後まで逆転を狙った。しかし終了間際のラストウェーブでも必要スコアには届かず、小林が優勝。日本開催のQSでは4大会連続優勝という快挙を達成した。

稲葉玲王

「自分のコンディションが100%ではない中、クオーターファイナルからボードを変更したことで流れをつかむことができました。御前崎と徳之島で優勝した時にも使った“マジックボード”です」と小林。「終盤はプレッシャーをかけるためにポジションも変えました。QS初戦で優勝できたので、2か月後に始まるCSへ向けて状態を上げていきたいです」と次を見据えた。

女子QS2000ファイナルは、昨年の徳之島タウンプロ決勝の再戦となった川瀬心那と芳田花瑚が対戦した。

終始試合の主導権を握ったのは川瀬だった。開始7分付近、滑らかなターンを連続して決め7.00をマーク。その後は波数の少ない厳しい時間帯が続いたが、終了間際にもバックアップスコアを更新し、トータル11.57を記録。日本開催のQSで3連勝を達成した。

川瀬心那

「前半にスコアを作れたことで落ち着いてヒートを進めることができました。7点のライディングは緊張もありましたが、良い波だったので絶対に決めようと思いました」と川瀬。「シーズン初戦で良いスタートを切ることができました。今年はCS出場権獲得を目標にしているので、これからも集中して頑張りたいです」と語った。

男子LQSファイナルでは、井上鷹とダニー・ウィディアント(インドネシア)が逆転に次ぐ逆転の激戦を演じた。

中盤まではウィディアントが試合をリード。しかし残り12分付近、井上がハングファイブからハングテン、さらにターンを織り交ぜたライディングで7.33をマークし逆転する。だが直後にウィディアントが6.00を返し、再び順位が入れ替わった。

井上鷹

追う立場となった井上は、アンダープライオリティの状況で5.50が必要な場面で6.03をスコアし再逆転。そのまま追撃を振り切り、昨年に続くHAMAMATSU OPEN NAMIMATSURI連覇を達成した。

「昨年とは対照的な小波でしたが、ロングボードに合ったメローな波でした。昨年と違うコンディションでも優勝できたことは大きかったです」と井上。7.33を出したライディングについては「ファーストプライオリティを持ってなかったと思うんですけど、あの波の中で最大限やりたいなと思って乗ったらイメージ通りのセクションがあったので結果としてはあの点数につながったのかなと思います」。さらに再逆転した波については、「自分には難しい波をスコアに変える自信がありました。乗れた時点で逆転できると思っていましたし、焦りはありませんでした」と勝負どころを振り返った。

女子LQSでは、デア・ノヴィタサリ(インドネシア)が残り6分を切った場面で8.67のエクセレントスコアをマーク。勝負を決定づけるライディングで頂点に立った。

デア・ノヴィタサリ(インドネシア)

「WSL大会で2度目の優勝となり、本当にうれしいです。海に入った時は最初は緊張しましたが、うまくコントロールして楽しむことができました」とノヴィタサリ。「日本は食べ物も景色も素晴らしく、とても楽しい場所です」と笑顔を見せた。

5日間にわたって行われたHAMAMATSU OPEN NAMIMATSURIは、多くの来場者の熱気に包まれ、大盛況のうちに幕を閉じた。

記事URLをコピーしました